2009年11月1日日曜日

10月23日

早朝に起きだして、ごそごそと身支度を整えて、予約しておいたタクシーの待ち合わせの場所へ歩いて向かう。
リムジンバスの出発時刻は7時20分。なのに、5時50分には待ち合わせておくことになってしまった。今頃の5時ってもう真っ暗で、日の出までの時間がかなりある。別に渋滞している時間帯でもないのに、6時でも十分間に合うよなあ・・・とか思ったり。
タクシードライバーが待っていてくれた。乗り込んで、ぼけーっとバス停まで乗っている。
徐々に夜が明けてきて、明るくなり始めた。

リムジンバスのバス停へ1時間も前に到着してしまった・・・これからどうすんの?ちらほらと人影が見えるけど、何もやることもないし、唯一のカフェもまだ開店してない。バス停がこんな早く開いているのなら、もうちょっと開店時間を早めてくれてもうれしいのに・・・
バス停脇のミスドも7時までオープンしないし・・・
今回は別にノートを持って行かなくてもいいかなあって思ったけど、思い直して、持って行くことに決めた。後バスの中で必ず聴くipodも。待っている時間は音楽を聴いて過ごそうってことで、ごそごそと取り出し、1時間延々とただひたすら音楽を聴いて待つ。

毎回思うのだけど、ソウルまで関空からは90分強ほどで到着できるのに、関空へたどり着けるまではその倍以上の時間がかかっている。国内移動のほうがよっぽど時間がかかるのだ。以前は伊丹を利用していたが、もう10数年以上も前のことにはなってしまうが、北米ー日本を何度も往復していた頃は伊丹ー成田ー北米各地へと乗り継ぐことができたので、便利だった・・・。それが関空が開港してからは関空ー各地へと不便を強いられることになった。近畿に住む人たちは皆同じ心境ではなかろうか?
予約をとるときに問い合わせてみても、アジア路線は関空発が多く、伊丹から成田経由の便はないと言われることが多い。地方都市なら違うのかもしれないが、これはすごく不便なことなのだ。

1時間ほど待ち、やっと出発。ここから2時間20分もバスの中でひたすら寝て過ごす。

関空到着。チェックインの時間10分前、まあちょうど良い頃合い。空港に入る前に見つけた喫煙場所で一服してから入ろうと思い、ぼーっとタバコをふかしていると、年配のご夫人が話しかけてきた。大阪の人みたい・・・

「関空はそれでも喫煙する場所が外にあっても何度も出入りできるからいいわよね、中にも喫煙場所が設置してあるし、出国してからも吸えるでしょ」
空港の入り口付近に一応喫煙場所が設置してあり、中へ入らなくても吸えるし、ロビーの中でも自由に決められた場所でも吸えるということを言っておられるのだが、以前はどこでも喫煙できていたんだよな、そういえば。分煙が進んで、久しぶりに空港へ来て、こんな喫煙場所ができたの?と驚いたことを覚えてる。
「ここはまだいいけど、香港なんかは板張りで、外からも見えないし、囲いの中で嫌な気分になるわ。まあ、でもアメリカだったらゲートをこえてしまったらいちいち外へタバコを吸いに出てもまたセキュリティチェックを受けないとだめだから、まだまだましってことなんやろけどねえ・・・」
うん、そう思う。
アメリカはセキュリティのゲートを越えてしまうと、再度喫煙したいとなると結構面倒になってしまうのだ。また元来た道を戻って、一服し、再度荷物のチェックやら、ボディチェックを受けなければならない二重の不便がある。禁煙の風潮の高いことが理由だったのだろうが、私はあの同時テロ以降、北米路線には乗っていないので、今はもっと不便さが増しているのかな?

「つい一昨日、イスタンブールから帰ってきたばかりなんですわ、トルコね」
私 「はあ、そうなんですか・・・ではまたこれからどこかへ?」
「ガルーダでデンパサールまで」
私「お忙しいですね」
「中古車の輸出業をしてるから、もうからへんけどね」
フットワークの軽い人だわ。あちらこちらへ往復してるとうれしそうに話しておられる。
「彼氏がいてるから、そのついでに行こう思てね」
へえ〜・・・インドネシアに彼がいて会うついでに仕事もしてくるのか〜・・・と感心して聞いていた。
「お宅はどこかへ行かれるの?」
私「ソウルまで」
「今いいらしいね、娘に一緒に出かけよう言うても断られるねん。ソウルやったら一緒に行ってもいい、言うてね」
私「近いですもんね。ぜひ今度一緒に出かけられたら?」
と話してるうちに一服タイムも終わり、お別れを言って、中へ入った。
まあいろいろな人との出会いがあるのが空港で、私は公共の交通機関では飛行機が一番好きで、お気に入りの場所も子供の頃から空港なのだ。

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