2009年10月31日土曜日

突然の訪問〜

・・・とまあなんとか旅行に無事に出発できる運びとなり、午後の間にだいたいの準備も整い、後は小学生の子供たちが帰ってきてから、旅行に出かけることを伝えてと・・・とこういう風な時間を過ごすのが一番好きで、あれこれ服を取り出しては、何をつめようかしら?とか夜寝るまでわくわくしてたいていは過ごす。

夕方、子供たちが戻ってきたので、「お母さん、明日からソウルに出かけてくるから。帰りは29日だよ」
6年生の娘「ふうん、そうなの」・・・ま、たいていはこんな風なやりとりでうちは片付いてしまいます。

父が帰宅 「明日から出かけてきます、帰りは29日になります」
父 「え?1週間?」で、了承。

このとき私はソウルに出かけたことをちゃんと伝えたつもりでいたんだけど、これが帰宅したら・・・意外な展開に(苦笑)

夜も9時を回って、あ、今まで彼に持って行ってやろうと思いながら、買いそびれていた品々を買い足すためにスーパーへ・・・
辛口のレトルトのカレー・・・アフリカンの彼なので、辛い味の料理がお好み。カレーも20倍の辛さのカレーを見つけたので、一度は食べさせてやりたいと思っていて。まずそれを2つ。
前回はみそ汁を作りたいと思って作れなくて、韓国製のみそはあったのだけど、疲れて作れず・・・なので、インスタントのお味噌汁。
このインスタントのみそ汁はフリーズドライのもので、軽いので便利。

後は毎回ソウルでは私はベジタリアンなので、肉類からタンパク質をとらないため、市内をかけずり回って、とりあえずその場しのぎのナッツ類を買うのだけど、韓国で売られているナッツ類は私の好みの味でないことが多い。
最近ずーっとこだわり続けて買っているのが、ローソンで売られているナッツ類。ほどよい塩味で、だいたいが私が食べたいと思う種類がそろってパックに入っているので、それも数日分買い足す。程よい塩味で、ナッツ類でタンパク質を補う私。

毎回家を出て空港へ行くまでの足に苦労をするんだけど、最近は主要駅からのリムジンバスを利用し始めた。ただ、そのバス停までが我が家からは距離があるために今回は早朝にタクシーを予約済み。これもリムジンバスの関連会社なので、スムーズに予約も完了。

洗濯もアパートですればいいし、そんな枚数を持って行く必要もないよな・・・とかあれこれ考えながら、とりあえずはスーツケースの中身も整い、寝るだけに。
まるで遠足に出かける前の夜のわくわく感。

一応同僚には出かけることを伝えておかねば。インフルエンザのために急に仕事を早退して、帰ったんだし・・・
電話をかけて
「やっぱり明日から韓国へ出かけることに決めたわ。会社が来るなっていうんだからその間は自由にしてていいわよねーってことで」
とあれこれ雑談しながら、最後には「いってらっしゃい、楽しんできてね」

まあ、オフィシャルな旅行でもないので、同僚にはちょこっとお土産を買っておきましょう。

突然の休暇

19日に仕事から戻ると、高校生の息子が学級閉鎖になったという・・・今流行中の新型インフルエンザの感染者がクラスで増えたから、だそうだ。そのまま彼はバイトに出かけたが、夜具合が悪いと言い始めた。一瞬悪い予感がよぎったが、「明日病院に行けば?」とだけ伝えて、次の日私は仕事に出かけた。仕事中に彼からメールが入り、「新型インフルエンザに感染した」という報告・・・さて・・・朝礼で支配人には「同居人に感染者が出た場合はすぐに報告するように」と言われたばかりだし・・・社内では皆神経を尖らせている様子で、そのまま言い出せずに帰宅。やっぱり報告しなければやばいよなー・・・と思い、次の日は出勤して、直属の上司に相談すると、自宅待機を命じられた・・・やっぱりね。1週間は自宅で待機することになりました。持て余すよなあ・・・とか毎日どうしようかなと考えて、ソウルにいる彼に相談。遊びに来る?って誘われたけど、自分が感染していたら?とも一瞬考えたりしたので、その場はやめておくわ・・・と答えたものの、やっぱり次の日は行こうと考えを変えて、すぐにチケットをサーチ!

  ・・・でも彼には了承をとってないしなあ・・・とか勝手に決めていいのか?と不安なので、テキストを送って確認をとる。が、全く返事がない。2時間ほどサーチしながら、ちょうど良い時間帯とお値段のフライトが見つかったので、予約してしまえ!と座席を確保。
自己承諾になっちゃったけど、またまたテキストメッセージに I am coming on 23rd. meet me at the airport.と送信。
じゃあもう次の日が出発だから、とりあえず旅行の準備ってことで、外へ出かけて、銀行に立ち寄ったり、片付けておきたい請求書などを全部片付けて、電話をするとやっぱり怒ってる・・・ごめん。

仕事だから迎えに行くためには抜けられない、タクシーで来なさいとの返事・・・わかってますよ。
今まで何度もソウルを往復しているんだけど、いつもお迎えに来てもらっていたので、これは初めての経験・・・一人でアパートまでたどり着くのが私の今回の一番高いハードルになる課題になっちゃった・・・


ま、勝手に決めたけど、行けることになったし、会社には連絡をってことで、事務所に電話。
「自宅待機中は日本を脱出しますので、よろしくお願いします」「え??大丈夫なの?」って返事・・・大丈夫じゃないの。別に私は感染してないし、ほかの家族も元気だし・・・その辺は私は全然気にならない。だって新型とはいえインフルエンザじゃない。会社が躍起になってインフルエンザって慌ててる様子が私には解せないもん。「来るなと言われたんだから、自由に堂々と旅行に出かけてきますね」と付け加えて・・・慌ただしく旅行のための準備。

実は私はこの準備の時間が一番大好き。あれこれスーツケースにつめるてるこの時間が楽しいんだなあ・・・

自宅待機で一瞬がっかり来たけど、棚ぼた的なバケーションが来たって思ったら、全然苦痛でもない。
だってこちらから一週間休みますって言えば絶対に却下されてるんだもんねえ・・・

転んでもただでは起きません。