2010年2月25日木曜日

ベジタリアンになったわけ

ベジタリアンになろうと決めて、野菜中心の食事にシフトしてから17年目になりました。
ハリウッドの俳優ではちらほら思想的な理由で、ベジタリアンになったという人を知ってます。

私がベジタリアンになったきっかけは・・・

小学校の給食なんです。

学校給食で人気メニューのカレーの中に入っていた細切れの肉片が喉につっかえたことが始まりだなんて、ちょっと笑えますかね・・・。
当時給食を残すといったことは私が通っていた学校では許されませんでした。
喉につっかえて、涙目になり、残したいと申し出ても却下され、皆が掃除をしている中、食べきるまで、残されたことが大きなトラウマとなってしまったのです。
給食がきっかけでもう一つ食べられなくなったものがあります。それはゆで卵。固ゆでした卵の黄身がぱさついていて、こちらも喉につっかえさせてしまったのです。それを強引に牛乳で流し込んだときの妙な味が忘れられず、それ以来、ゆでた卵を食べなくなってしまいました。

調べますと、ベジタリアンにも種類があります。
ヴィーガン・・・完全菜食主義者

ダイエタリーヴィーガン・・・野菜中心の食事をするが、必ずしも動物性タンパク質を避けようとしない(日本語のベジタリアンの意味はこちらに近いとあります)

オリエンタルベジタリアン・・・仏教系の菜食主義者。にんにく、にら、らっきょう、ネギ、タマネギなどを摂らない、とあります。しかし動物性タンパク質を必ずしも避ける訳ではない(知りませんでした)

ラクト・ベジタリアン・・・乳製品を摂取する菜食主義者(私はこれに近いです)

オボ・ベジタリアン・・・卵を摂取する菜食主義者

フルータリアン・・・果実常食者。ちょっとややこしいのですが、果実は実をとっても元となる木は死なないといった理論から。野菜は収穫したら、それで命を絶たれるといった考えに基づいています。

宗教的、思想的に影響されて菜食主義になっている人も多いですが、動物性タンパク質を好まないので、という理由の人も結構いるもんですね。

ベジタリアンに入りやすかったのは私は実父の影響もあるかと思われます。私の育った家庭では粗食が基本で、肉や魚は特別に用意しなくても良いといったところがあったので、毎日主菜に肉や魚が用意されていなかったということもあったのかな、と。

完全なる菜食主義を実践するとなると、現代の日本ではとっても難しくなります。
自分で一番手軽にできる方法というと外食をしないで、自分で用意することなんですね。
アメリカ生活が長かったんですが、現地ではベジタリアンのためのスーパーやレストランが結構身近にあったりします。
でも日本では、特に田舎では探しまわっても見つからないことのほうが多いので、結果的に自分で用意しましょうというのが一番簡単かと・・・

でも完璧ベジタリアンではありません。例外もあります。
例えばソウルへ行けばやはりおつきあいがあるので、滞在期間は肉を解禁したりします。平和な友好関係を維持するためと思って、時々食べたりします。
本音では本当は食べると満腹感がかなり長時間続いてしまうので、やはり避けたい食品となるんですが、これで楽しい関係が保てるのであれば取り入れたりする柔軟性もやはり大事かな・・・と。

完全なものを求めると、社会とのつながりを保つことが難しくなってしまうような気がしてしまうんですよね・・・。

2 件のコメント:

  1. 給食の影響って大きいのは同感です。
    私も同じくカレーに肉の噛でも噛でも飲み込めない脂身の肉が入っていて、どうしても食べれなく まったく同じく掃除の時間まで一人食べていたのおぼえてます。本当に辛い、トラウマですよね。
    好きになれない鯨肉も給食であった時代だし そのおかげでミンチ以外のお肉嫌いでした。
    でも菜食主義者の存在は知りませんでした。

    オリエンタルビーガンとはしりませんでした。勉強になりました!
    なぜねぎ類がいけないのかしらね? 知り合いのベジタリアンでたまねぎを体が受け付けないという人がいるのですけど動物性タンパク質をとらないと 消化しにくくなるとか昔の人の知恵から育った考えなのかしら?

    私はお肉は食べるけど基本的に野菜メインです。
    豆とかヴィーガンが好むような料理、大好きです!
    インドのベジタリアン料理が特に!

    日本は外食だとベジタリアンでいるのは難しいでしょうけど お豆腐や納豆は良質のタンパク質たくさん取れるし強い見方ですよね。いつもはどのようにタンパク質とってらっしゃるのですか?

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  2. 給食が苦手だったっていう話はいろいろな人からよく聞きますね。私と同世代の人からは強引に食べさせられたことといったことが多くて、味がまずかったとか言うよりは強制的に食べきるといった指導に対しての不満が多かったと思います。
    給食の献立の内容は現在と比べても劣ることがなかったですから・・・うなぎの蒲焼きなんていうのもありました(笑)。
    みいすさんはクジラの肉が給食で出たんですね。ひょっとして立田揚げ?給食の献立は地域差があるみたいで、実は私はコッペパンの揚げパンを給食では食べたことがないんですよ。ちなみに米飯が出るようになったのは米あまりが大きくクローズアップされた頃で私は小学2年生でしたよ。
    アルミの食器に先割れスプーンを使っていた世代です(笑)。

    オリエンタルヴィーガンの存在は私も知りませんでした。仏教聖職者が取り入れているものみたいですが、現代の日本のお坊さんは食べてますね・・・。メインの寿司などは包んでもらう形で公然とは食べないようにしてますが、ちゃんと持ち帰って食べている様子です。

    私は乳製品だけはやめられないので、タンパク質は乳製品と後は木の実類、ナッツを中心として食べています。
    動物性、植物性に関わらず、タンパク質の消化には相当の時間がかかるのは同じなんだなあって思います。

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